睡眠スコアはどのようなデータから計算されているのか
―― スマートリングが「眠りの質」を見える化できる理由
はじめに:睡眠時間だけでは分からない「本当の睡眠」
「昨日は7時間寝たのに、なぜか疲れが取れない」
このような経験をしたことがある人は少なくありません。
近年、多くのスマートリングやウェアラブルデバイスが睡眠スコアを表示するようになりましたが、その数値は単なる睡眠時間ではなく、複数の生体データを組み合わせて算出されています。本記事では、睡眠スコアがどのようなデータから計算されているのかを、分かりやすく解説します。
睡眠スコアを構成する主なデータ要素
1. 睡眠時間(Total Sleep Time)
最も基本となるのが、実際に眠っていた総睡眠時間です。
ただし、単に「ベッドにいた時間」ではなく、
-
入眠までにかかった時間
-
夜中の覚醒時間
-
早朝覚醒
などを除外した、実質的な睡眠時間が評価されます。
2. 睡眠ステージ(深さの内訳)
睡眠は以下のステージに分かれます。
-
浅い睡眠
-
深い睡眠
-
レム睡眠
スマートリングは、心拍数や体動データをもとに、これらの睡眠ステージの割合と遷移を推定します。
特に深い睡眠が十分に取れているかは、睡眠の質を評価する上で重要な指標です。
3. 心拍数と心拍変動(HRV)
睡眠中の平均心拍数や**心拍変動(HRV)**は、自律神経の状態を反映します。
-
心拍数が安定している
-
HRVが高い
状態は、身体がしっかり回復モードに入っているサインとされ、睡眠スコアにも大きく影響します。
指から測定できるスマートリングは、こうした微細な変化を捉えるのに適しています。
4. 体動(寝返り・覚醒)
夜間にどれくらい身体を動かしたか、何回目が覚めたかも重要な要素です。
-
頻繁な寝返り
-
短時間の覚醒が多い
場合、睡眠が分断されていると判断され、スコアは低下します。
なぜスマートリングは睡眠計測に向いているのか
スマートリングは、
-
軽量で装着感が少ない
-
指に安定して装着できる
-
睡眠中に邪魔になりにくい
という特長があります。
そのため、睡眠中の心拍や体動を長時間・安定して測定でき、睡眠スコアの精度向上につながります。
睡眠スコアは「評価」ではなく「気づき」のための指標
重要なのは、睡眠スコアが良い・悪いを断定する評価ではないという点です。
日々のスコアの変化を見ることで、
-
生活リズム
-
運動や食事
-
ストレス
が睡眠にどう影響しているかを自分自身で理解するための指標として活用できます。
まとめ:数字を通じて、自分の眠りを理解する
睡眠スコアは、睡眠時間だけでなく、心拍、HRV、体動、睡眠ステージといった複数の生体データを統合して算出されています。
スマートリングは、こうしたデータを無理なく継続的に取得できるデバイスとして、睡眠の質を可視化する役割を担っています。
